2007.09.24 Monday
デロルトキャブセッティング
今年で38才の中年真っ只中の俺ですが、悲しいかなこの年になると加齢臭という世間では完全に拒絶される匂いを発するようになってきます。 しかも最近この匂いに混じってなんだか酸っぱい匂いも・・・・・ なにこれ? デブ臭? 俺デブなのですか?
こんばんは。 外見はロン毛でちょいデブ、加齢臭やらデブ臭を発し最悪なキモいオタク略してキモオタ、だけどもハートはセブンティーン(SEVENTEEN)の管理人チアキです。
さて、今回は二基掛けしててデリケートそうなデロルトキャブのセッティング方法をインプレッション!
こんばんは。 外見はロン毛でちょいデブ、加齢臭やらデブ臭を発し最悪なキモいオタク略してキモオタ、だけどもハートはセブンティーン(SEVENTEEN)の管理人チアキです。
さて、今回は二基掛けしててデリケートそうなデロルトキャブのセッティング方法をインプレッション!
デロルトPHF36キャブレターセッティング
ようやくオープンOHVエンジンに火が入ったゼロショベ。 もともとドゥカティF1という750ccL型ツインエンジン用にセッティングが出ているはずなので、このままでは当然まともには走りません。 現状はとりあえずエンジンが掛かったというだけですね。
さて、問題のデロルトPHF36キャブレター(二基掛け)です。 このタイプは上記のドゥカ以外にハーレーではXR1000に純正採用されていたタイプで、アフタ−パーツが今でも専門ショップで簡単に手に入ります。 ここフリーダムでも過去に堀さんがXRでバトルオブツインレースに燃えていた経歴があり、今でも少しだけデロルトのパーツが残っているとか。 頼もしいかぎりです。
まずは加速ポンプからチェック。 実は異様にエンジンの掛かりが悪くてちょっと疑っていたのですが、案の定加速ポンプが全然働いていませんでした。 とりあえずフロート室からガスを噴射する口までを分解して徹底洗浄。 ダイヤフラム部分の破損などをチェックして組み直します。 何度か分解・洗浄を繰り返すうちに加速ポンプが生き返りました。 完全に調子を取り戻したところで画像にある加速ポンプ調整部分を調整して前後のガス噴出量を同調させます。 噴出時間はだいたい0.7秒くらいに調整しました。
加速ポンプも生き返り、エンジン始動が著しく楽になったところで今度はミクスチャーを調整します。 デロルトは画像にある部分がミクスチャー調整ネジ。 画像はリア側のキャブですが、フロント側は反対位置にミクスチャーがあり双方から調整できようになってて気が利いてます。 ミクスチャーは暖機してアイドリングがある程度安定してから、マイナスドライバーで一番アイドリングが高くなるところを探って調整しました。
続いてはスローの調整をします。 これも暖機してアイドリングがある程度安定してから画像にある調整ネジを回して一番落ち着く(高すぎず低すぎず)場所に固定。 ちなみにこのネジは手でも簡単に回せて、信号待ちなんかの時にも調整できるようになってます。
メインジェットを調整する前にひとっ走りテストランに行ってきます。 股ぐらでロッカーアームが暴れまくってる様子はかなり異様ですが、意外に普通に走行できます。 ここフリーダムは稲城市坂浜の丘の上(読売カントリーゴルフ場脇)にあり、テストラン出発は下り坂で気が付きませんでしたが、帰りの上り坂では著しくパワーが出ず、一速でトコトコと上がってきました。 メインジェットの番手がかなり低い(ガスが薄い)ようです。
なんとかフリーダムに辿り着きプラグの焼け具合をチェック。 やっぱり真っ白に焼けてて明らかにガスが薄いのでさっそくメインジェットの調整に入ります。 メインジェットは画像にあるフロート室内部にあり、このネジ部分を交換することで番手を上げることが出来ます。
こちらが各番手のメインジェット郡。 堀さんが持っているジェットと俺が新たに新調したジェットを合わせると135〜200までの番手があります。 ちなみに最初に付いていたのは135番。 ジェットの調整はとりあえず濃い方向に振ってから調整するらしいのですが、まずは探りで170番手くらいをチョイス。 フロントとリアのプラグの焼け具合が若干違っていたので、フロント175番、リア170番のジェットを組み付けました。
ちなみにニードル側でもガスの噴射量を調整できます。 画像はメインジェットのニードルを引っ張り出したところ。 ニードルの頭部分に5本の溝が切ってあって、この溝にストッパーみたいなヤツを組み替えて調整します。 こっちは一番下の溝に合わせてガスを濃い目にします。
メインジェットを調整したところで再びテストラン。 残暑厳しいですが、久しぶりにゼロショベに乗れるのでうれしくて何度もテストランを繰り返します。 プラグの焼け具合を何度もチェックしながら上記のメインジェット調整を繰り返し、ようやく中高回転がとってもスムーズになりました。 が、今度は出だしの低回転部分が少し吹けない感じです。
スロージェットもメインジェットと同じくフロート室内にあり、丁度メインジェットの真裏部分に隠れています。 このスロージェットもメイン同様に番手を高く(濃く)振ってから、プラグの焼け具合や走行フィールで番手を落として一番しっくりくるところまで調整していきます。 テストラン&上記のジェット調整を繰り返し坂浜の丘を10数回降りたり昇ったりしたところで、スロー&メインジェットの調整がいい感じになってきました。
キャブ調整も一通り終わり、ようやくまともに走れるようになったオレのゼロショベ。 オープンOHVにしてからメカノイズもうるさく、放熱効果も高いせいか信号待ちで異常にムワ〜っとした熱気がエンジンから昇ってきますが、意外にも本当に普通に走行できます。 新しい試みを数多く試しているエンジンなので不具合もたくさん出てきそうですが、一つ一つその不具合を直しつつテストランの距離を伸ばしていきます。 最終テストは高速道路での全開走行を予定。 エンジンぶっ壊れなきゃいいんだけど・・・・・。
前々回の最後に”次回のゼロショベ改造計画は第一章完結編「どんな服着て乗ればこのバイクに似合うの? ケンシロウ?」の巻!”とか書いてましたが、あれはウソです。 気にしないでください。
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