2007.05.15 Tuesday
オープンドライOHV
先日、高いお金を掛けて直したばかりの96フォードエコノが高速走行中にまたもやエンジンが止まってしまいました。
原因は取り替えたばかりの燃料ポンプの不具合。 出先(愛知県)でのトラブルだったのでJAFとレッカー代で何万円も吹っ飛びました。
こんばんは。 クルマのトラブルが相変わらず絶えない管理人チアキです。
もうね、ここまでくると神様がオレに首をくくれと言ってるようにしか思えません。
さて、今回はいよいよオープン化してドライにしたOHV機構の組み付け作業をとことんインプレッション! まずは下準備から。
原因は取り替えたばかりの燃料ポンプの不具合。 出先(愛知県)でのトラブルだったのでJAFとレッカー代で何万円も吹っ飛びました。
こんばんは。 クルマのトラブルが相変わらず絶えない管理人チアキです。
もうね、ここまでくると神様がオレに首をくくれと言ってるようにしか思えません。
さて、今回はいよいよオープン化してドライにしたOHV機構の組み付け作業をとことんインプレッション! まずは下準備から。
燃焼室内のカーボン除去
こちらが出来上がったばかりのシリンダーヘッド。 ヘンタイ具合がまぶしいですが裏側の燃焼室内はけっこうカーボンが付着して汚れてます。 せっかくエンジンを開けてるのでキレイにして組み上げましょう。
カーボン除去には画像のような先がアールになってる硬いモノでガリガリとカーボンを剥がし取っていきます。 オレは今回は不用になったノコ刃の先を使いました。 バリバリ剥がれ落ちるのでけっこう気持ちいい作業です♪
こちらがきれいになった燃焼室部分。 カーボン除去の注意点は絶対にバルブ干渉部分を傷つけないこと。 汚れたまんまでかまわないので絶対にノータッチです。
続いてはピストンもきれいにしちゃいます。 シリンダー内にカーボンが落ちますが、ピストンリングが入ってるので中までは落ちません。 剥がし終わったらエアーできれいに吹き飛ばします。
続いてはバルブもキレイキレイしちゃいます。 作業途中に気がついたんですが、なぜかリアシリンダーのエキゾースト側バルブだけカーボンがほとんど付着してませんでした。 ・・・・・ここだけタイミングが狂ってたのか??? 理由は判りませんがとりあえず見なかったことにして次の作業に進みます。
ロッカーハウジングの成型
現状のロッカーハウジングのカタチです。 ショベルヘッド臭さがまだまだ残ってますね。 これをもう少し削り込んで軽量化と見た目を変えていきます。
いろいろ考えたんですが、こんな風にしようかと思ってマジックでケガいてみました。 ・・・・・ホンダの回し者みたいだ。
はい!出来上がり! 途中の作業はひたすら切ったり削ったりの連続で面白くないのでハショっちゃいました。 削り込んだらオイルラインが出てきたのでデブコンで穴埋め。
さっそくシリンダーヘッドに仮組みして雰囲気チェック! あ〜何かカエルみたいでちょっと変なデザインだな〜。 でもかなりハウジングが小さくなってロッカーアームが目立つようになりました。
真正面から見るとこんな感じです。 必要最低限の肉厚しかないのでこれはこれでアリかな。 しっかりロッカーアームのピコピコする部分が見えるようになりました。 お次はバルブを組んでいきます。
バルブ回り組み付け作業
まずはバルブスプリングのベースを一番下に敷きオイルシールを圧入します。 圧入には均等にチカラが掛かるように丁度いいサイズのソケットレンチをあてがってハンマーで少しづつ叩き入れます。 ぶっちゃけドライ化したバルブ回りにシールは必要ないかもですが、雨水混入を防ぐためにオレは入れときます。
続いてバルブを挿入します。 熱に強いアンチシーズをバルブステムにたっぷり塗りつけて挿入したらスプリング類を組み込み、治具がセットされたボール盤へ移動。
治具にしっかりセットしたらボール盤でスプリングを押し縮めてテーパーキーを隙間にしっかり入れます。 キー位置が均等になるように先の細いモノで位置調整します。
最後はバルブ頭をプラハンで叩いてバルブ&スプリングの動きを馴染ませれば組み付け完了! 上記の作業を四回程繰り返せばバルブ回りの組み付けは終了です。
上記の作業はすべてパーツクリナーやエアーガンなどでクリーンな状態を保っての作業に勤めます。 当然お手々もクリーンに。 最後はいよいよシリンダーヘッド上のOHV機構の本締めに入ります。
OHV機構組み付け作業
今回OHVの可動部分に使用するグリスは画像にあるGRPのチキソグリース。 400gなんと7000円もする超高性能グリスです。詳細は下のリンクをクリック!
GRPチキソグリース
この最高級品をゼロショベちゃんに惜しげもなく使っちゃいます。 いきなりグリスニップルからぶち込むような事はせずに、まずは可動部分に薄く塗り込んでおきます。
高級グリースと同様今回ハウジングを留めるのに新たに新調した銅ワッシャー。 銅ワッシャーは噛ませておくと振動を軽減する働きがあると博識な知り合いに聞いたので、この銅ワッシャーをすべてのハウジング留め部分に使用しました。 ちなみにドライ化してるのでロッカーハウジングのガスケットは使用してません。
OHV機構の組み付けが終わったらエンジン本体に載せて最終チェック! シリンダーガスケットを注文中なので現状シリンダーヘッドまでは組めませんが全体の強度を雰囲気的に確認。 シリンダーヘッドを組む段階でダイヤルゲージなどを使って、実際に可動する部分の歪みをチェックする予定です。
今度は正面からチェック! ん〜ショベルヘッドとはもはや別モノ!
機能的にはあんまし変わってないんですけどね。 ハウジング形状がどことなくスパナに似てますね♪
以上、今回はここまで!!
中古のハイエースにでも乗り換えようかなぁ〜・・・・・。
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