2006.09.23 Saturday
ドラムブレーキのエアインテーク
ども! 最近どれだけカラダをハードに動かしても、まったく痩せないカラダになってきた管理人チアキです。
今回からフロント及びリアのドラムブレーキの長期インプレッションが始まります。
購入した前後純正ドラムブレーキを、ただそのまま装着するんじゃおもしろくないので、いろいろとモディファイする予定。 まずはフロントドラムブレーキのエアインテーク加工からスタート!
今回からフロント及びリアのドラムブレーキの長期インプレッションが始まります。
購入した前後純正ドラムブレーキを、ただそのまま装着するんじゃおもしろくないので、いろいろとモディファイする予定。 まずはフロントドラムブレーキのエアインテーク加工からスタート!
ドラムブレーキエアインテーク加工
これはフリーダムから購入した純正フロントドラムブレーキ。 純正メッキそのままですがゼロショベのリムも銀色なので、このまま加工して使います。 エアインテークはA,V,C,Cなどのビンテージレーサーなどによくモディファイされているドラムブレーキを冷やすための加工です。 要は走行風を取り入れてドラムのボディを冷やすための穴あけですね。
これは某ヴィンテージハーレーショップのオヤジが作ったレーサーのフロントドラム。 パイプを半カットして溶接し、徹底的に空気口を作っています。 画像では見えませんが裏側も穴だらけでほとんどスケルトン状態。 ここまでしませんが、似たようなコトをゼロショベにもやっちゃいます。
まずは風の取り入れ口となる部分を作ります。 画像にあるのはハンドルとマフラーの切れ端。 これらを工夫してエアインテーク作ってみましょうかね〜。
まずは吸入口から制作します。 イメージとしてはオールドビュイックのドラムブレーキみたいに作ります。 高速カッターで半カットしたマフラーをプラスチックハンマーで少しだけアールを残して平たく伸ばします。
上記のパーツをドラム前方にこんな感じで装着します。 見た目はちょっとのぺっとしてますが、中のほうは少し凝った作りになります。
先ほどのマフラーの切れ端の中にフィンを付ける為、ジグソーで平板を三角に5枚切断します。
先ほどの三角を画像のように均等に半自動溶接機で溶接していきます。 等配分の寸法で作ったブロックを噛ましながら溶接するときれいに仕上がります。
全部の三角を溶接したら高速カッターなどの側面で形を整え画像のように仕上げます。 ちょっとブレてて判りづらいですが、後ろの雑誌に載ってるHOTRODのドラム(オールドビュイックのドラムです)に形をそっくりにしてみました。
続いてエアインテーク排出口を製作します。 ハンドルの切れ端を斜めに半カットして画像のようなモノを2個作ります。
先ほど切り出した半パイプ2個を使って排出口はこんな感じに作ります。
上記の給排気口をドラムボディにあてがいケガキます。 最初は無数のドリリングでやろうと思いましたが、今回は溶断器で穴あけします。
はい!溶断終了! 惜しげもなく穴を開けましたが、貴重なハーレー純正ドラムブレーキに何てコトしてるんでしょうか・・・。
この後は溶断面をディスクグラインダーやリューター、ベルトサンダーなどできれいに整えていきます。
いよいよ先ほど加工したエアインテーク部分を溶接します。 溶接でメッキ部分も少し焼けますが、オレは全然気にしません。
そして出来上がったエアインテークの付いたドラムブレーキ。 なかなかワイルドでしょ? 溶接痕はベルトサンダーでデカイ部分を少し削ってあとでアルゴン溶接機でなじませます。
ドラム前方から見た感じはこんなんです。 画像だと割ときれいですが、実際はけっこう荒っぽい仕上がりです。
ドラム後方からはこんな感じ。 エアインテーク効果の程はまだ走行してないので判りませんが、無いよりは全然いいんじゃないでしょうか。 それにしてもワイルドだぁ〜♪
まだまだこんなもんじゃないドラムブレーキのモディファイインプレッション。
次回をお楽しみに。
今回使用した関連アイテムリンク
使用している関連アイテムを購入できます。
高速カッター(切断機)
プラスチックハンマー
ジグソー
溶断器
ディスクグラインダー
リューター
ベルトサンダー
半自動溶接機