2006.07.11 Tuesday
ガソリンタンク内コーティング
タンク内のサビ取り作業
まずタンク内コーティングをする前にタンククリーナーでタンク内のサビや油分などを完全に除去します。 この下地処理が不十分だとタンク内コーティングに悪影響がでることがあるのでキッチリと。
タンクキャップ部分以外の穴を塞ぎます。 シールテープをボルトに巻いておくと完璧です。
ガソリンコックなんかも利用して完全に塞ぎます。 タンククリーナーは強めの酸性なので絶対に洩れ出てこないようにしましょう!
これが前回でもサビ取りに使用したタンククリーナー。 メッキなども付着するとすぐに落ちてきます。 指に付くとヌルヌルな感じになって指紋を溶かしていくので要注意!
このタンククリーナーを口元ギリギリまで入れます。 こぼれないように慎重に。 タンク内に空気が入ってると水面が上昇してくるので空気が入らないようにしましょう。
20〜30分くらい漬け置きすると完全にサビが落ちているので、今度は中性洗剤を使ってタンク内をよく洗い流します。 タンクを洗い終わったらすぐにドライヤーなんかで乾燥させます。 地金剥き出し状態なので水分に長い時間置いておくとすぐにまたサビが浮いてきちゃいます。
タンクライナー施工作業
いよいよタンク内コーティング作業に入ります。 今回コーティングに使うのはワコーズ タンクライナー。 2液型変性エポキシ塗料で、ドライヤーを使うとわずか20〜30分程度で完全硬化する優れモノ。
主剤と硬化剤を8:2の割合で混ぜ合わせます。 主剤は顔料が沈降してるので棒などでしつこいくらいかき混ぜます。 泡立たないようにやさしくコネコネしてね。
よく混ぜ合わせた本液をタンクに入れてタンク内全体に行き渡るようにゆっくりとタンクをシェイクします。 タンク底部に液が溜まるので付属の注射器で吸い上げたらダンボールで作った即席乾燥室に置いてドライヤーで乾燥室を熱します。
加熱乾燥は格安な1200W以上のドライヤーなどを使って70〜80℃で20分以上加熱します。 加熱後は塗膜の厚いタンク底部が硬化してるか棒を刺して確認します。 ワコーズ タンクライナーはエポキシ樹脂なのでカチカチになっちゃいます。
完全に乾いたらこの作業を繰り返して2度塗りします。 これでカンペキ!のはず。 画像は判りにくいですが完全硬化したタンク底部の画像。
これでガソリンタンクは表も裏も完全に完成しました。 フィッティングやガソリンコックなどを取り付けてタンクを車体に装着します。 あとはガソリン入れてテストランするだけですね♪ テストランはまたロング行ってみようかな。
いやぁ〜大仕事だったなぁ〜ガソリンタンクは〜。 でもまぁ変態カスタムにふさわしい怪しくもかっちょいいガソリンタンクが出来て大満足です♪ さ〜て次は何しよっかな〜♪
今回使用した関連アイテムリンク
使用している関連アイテムを購入できます。
シールテープ
タンククリーナー
格安1200Wドライヤー
ワコーズ タンクライナー
僕が思うに、シートはもっとボリュームがある方が全体のバランスが取れる気がします。
まあ人が乗ってしまえばいっしょですが。