2006.07.04 Tuesday
ワンオフガソリンタンク製作-後編
消火器みたいなワンオフガソリンタンク製作
さらに30mm詰めてみました。 切断は高速カッター(切断機)。 これで容量約9.5リットルになっちゃいました。 ロング出るならこのあたりが限界。
イメージを見るために仮置きしてみます。 かなりちっちゃくなりました。 タンク本体の長さはこれで決定です。
続いてフロント側タンクマウントステーを溶接します。 位置はハンドル切れ角限界のクリアランスぎりぎりの位置です。 ホントはもっと下の方がタンクとエンジンの隙間がなくなっていい感じなのですが、ライザーでハンドル位置が上がったのでここがベストバランスな位置です。
次にリア側マウントステー部分。 リア側はじかに溶接するとエンジンを下ろすときに邪魔になるのでステーを半自動溶接機で溶接してそこにボルト留めします。 これでタンクマウントステーが完成です。 これからタンク本体の加工に入ります。
ガソリンコック、給油口が付く位置にドリリングして穴を開けバング(給油口の受け側)を溶接します。 バングは使われなくなったサビサビのジャンクタンクからディスクグラインダーで切り出しました。
タンク連結パイプが付くところに16mm丸棒を5mm厚くらいに切断して半自動溶接機にて溶接。 そこに9mmの下穴をあけて配管用の3/8 PTタップをタップハンドルを使って立てます。 タップは一般的な3/8細目の配管用テーパー。 けっこう太いので折れることは少ないですが、油を差しながら慎重に。
いよいよ分割されていたタンクを本付け溶接します。 最初に半自動溶接機で肉厚に溶接、ディスクグラインダーで不要な部分を削り落としたらアルゴン溶接機でなじませます。 このあたりの作業はフリーダム堀さんにやってもらいました。
最後にタンクエアンブレムを溶接します。 このエンブレムはスポスタ用リアキャリアに付いていたモノで、カスタム仲間の新井くんからもらったモノ。 とりあえず一個しかないのでタンク右側に溶接しました。
これでオリジナルワンオフタンクの完成です! いやぁ〜長かったなぁ〜。 嫁と別居、離婚、家裁道具引越しができちゃったくらい長かったです。 ペイントとタンク内のサビ止め加工はのちのちインプレッション予定です。
ガソリンコックはタンク左側手前。 タンクが微妙に傾斜してるのでこの位置にしました。 ちょっと中心に寄り過ぎてるので若干の修正が必要ですが今のままでもいけます。
左右のタンクを繋ぐ連結パイプの位置。 前のタンクからそのまま移植したのでちょっと違和感あるかな? 位置はここがベストです。
かなりイカツくなったタンクエンブレム。 メッキが焼けて虹色になってます。 エンブレムは回りを塗装すればもっと目立つようになりますね。
まだ商品が届いてないので付いてないですが、ここに90°ホースフィッテイング&クリアーホースが付いてガソリンゲージ代わりになる予定です。
ちょっと離れたところから全体のバランスを眺めてみます。 見慣れすぎたせいかかっこよく見えてくるから不思議です。 それにしてもラットな雰囲気が毒々しいです。
反対側から。 ホント毒まみれです。 後ろに写ってるイケメンはカスタム仲間の新井クン。 近々OHV-LIFEの仲間たちのH-Dギャラリーに新井号の詳細を載せる予定です。
人が乗ってるところのバランスも見てみます。 モデルはフリーダム代表:堀 光一路氏。 パっと見リアタイヤの上にピースしてる小人が乗ってるように見えますが新井クンです。
フロント側から撮影。 おっかなそうな人が乗ってますがフリーダム堀さんです。 それにしてもこの極悪そうなバイクが似合ってます。
もう昔の面影すらないオレのゼロショベ。 これから塗装してさらにHOT-RODな雰囲気にしていきます。
次回は「ガソリンタンク塗装」の巻。 お楽しみに。
今回使用した関連アイテムリンク
使用している関連アイテムを購入できます。
ディスクグラインダー
高速カッター(切断機)
半自動溶接機
ケガキ針
ポンチ
卓上ボール盤
ベルトサンダー
3/8 PTタップ
タップハンドル
人が乗ると「雰囲気」全然違いますね(^^