2006.06.05 Monday
カスタムオイルタンク
モディファイドオイルタンク製作
オレはいつも稲城のフリーダムの一角を間借りして作業しているのですが、実はもう一人、一緒に作業をしている4速フレームショベルチョッパーに乗る新井くんというヤングメンがいまして、新井くんのチョッパーに付いているラウンド型オイルタンクとオレのゼロショベに付いてるバレル型オイルタンクをトレードしようと日頃から打ち合わせしていました。
お互いツーリングやらミーティングやらで、なかなかトレード出来なかったのですがここにきて新井号の腰上オーバーホールが決定。 当分組み上がらないのでトレード決行と相成りました。
まずはオイルを抜く作業から
画像にあるようなオイルパンで廃油を受けてエンジンオイルを抜きます。 普段はドレンボルトから抜き抜きするのですが、今回はオイルラインごとトレードしちゃうのでオイルポンプのIN付近のホースから抜きました。
オイルを抜いたらバッテリーを外し(バッテリーインタイプなので)オイルラインを次々と外して最後にオイルタンク本体を取り外します。
いままでバレルタンクを吊っていたステーはいらないのでジグソーでフレームから切り飛ばして新井クンにプレゼント。
ディスクグラインダーなどでキレイに仕上げて最後にフレームと同色の塗料を塗装します。 脱脂はきちんとね。
これが今回トレードしたラウンド型オイルタンク。 パウコ製でしょうか? メッキピカピカです。 このままポン付けだと芸が無いのでワンオフっぽく加工してみたいと思います。
まずはバッテリー受けスペースがでかいのでステーをディスクグラインダーで切り飛ばしてきれいにします。
もう一つ気になる部分の画像。 給油口がこの場所だとマフラーに当たっちゃいそうなので移設してみたいと思います。
まずはカット刃を付けたディスクグラインダーで四角に切り抜きます。
続いて新しく新設する給油口の穴を卓上ボール盤にホールソーを付けて切り抜きます。 場所は上面中心よりちょっと左の位置。
次に先ほど四角に空けたトコロを塞ぎます。 オイルタンクと同程度の1.5mm厚の鉄板を大まかに板金バサミで切り出し、あとは高速カッター(切断機)の側面などで削って微調節します。
穴を塞ぐピースが出来たら半自動溶接機で溶接します。 あとでキレイにするのでけっこう山盛りにしました。
続いてディスクグラインダーで大まかに削ったあと、サンドペーパーが付いたグラインダーの刃に取り替えて削りベルトサンダーで仕上げます。 けっこう広範囲に削れるのでピカピカメッキも一緒に落としちゃいました。
次にオイルタンククキャップがはまるくらいのパイプを見つけて半自動溶接機で溶接します。 偶然にもホントにピッタリしたパイプが見つかりました。
ラウンド型オイルタンクは取り付けステーが前側にしか無いので新たにステーを製作します。 画像のようにボルト頭に丸棒を半自動溶接機で溶接して、丸棒部分にホースバンドでフレームにくくりつけ上からオイルタンクを吊り下げるようにします。
どうもツルシのオイルタンクだとワンオフ感がないのでオイルタンクの角をアルゴンで少し溶かして溶接のビードを出してもらいました。
最後にバッテリーステーを溶接してカスタムオイルタンクの完成! バッテリーステーの下側にある二つの穴に先ほどの吊り下げステーを取り付けます。
さっそくバイクに載せてみました。 バッテリーをくくってる皮のベルトが素敵でしょ? 油温計もバッチリ♪ 青いバッテリーが気に入りませんが・・・。
少し離れて眺めてみます。 バレルタイプよりもゼロショベには似合ってるな〜♪ このまま無塗装の方がかっこいいのですがサビサビになっちゃうのでなんとかしなくては。
という訳で次回はオイルタンクの表面処理/ペイントをインプレッション予定です。
今回使用した関連アイテムリンク
使用している関連アイテムを購入できます。
ディスクグラインダー
高速カッター(切断機)
半自動溶接機
ケガキ針
ポンチ
卓上ボール盤
ベルトサンダー
ホールソー
板金バサミ
ホースバンド