2006.05.19 Friday
ミッドコントロール化-フットクラッチ側
まず、ゼロショベの現状ですが過去の画像を見てもらうと判りますが、低くて遠いフォワードコントロールで体を投げ出すような体制と著しくバンク角を殺している低いステップ位置でロングがけっこう大変でした。 今回のミッドコントロール化ではもっと手前+少し上に持ってきてオトナなミッドコントロールにしてみたいと思います。
フットクラッチ側ミッドコントロール製作
足が乗るコントロール部分なのでそれなりに強度のある材料を使います。 今回使う丸棒は径が13mm。 高速カッター(切断機)で適度な長さに切断します。 手曲げではけっこうキツイ感じの太さで、このくらいあれば問題ないと思います。 画像左側にある取り付けステーに丸棒を半自動溶接機で溶接します。
取り付け位置は一つはエンジンマウントのボルトに画像のように共締めします。 これだけだと強度的に不安なのでもう一箇所取り付け位置を決めて二点支持にします。
エンジンの中心軸下にあるフレームにくっついてるベロ部分です。 リジッドフレームには大抵付いてますね。 もう一箇所はここから支持を取ります。
10mm厚の鉄板を卓上ボール盤などで加工して画像のようなステーを作ります。 これにステップなどがくっつきます。
上記画像にあるステーに丸棒を半自動溶接機で溶接。 溶接したら万力にくわえて画像のように曲げ加工をします。 パイプをつっこんで曲げると曲がりやすいですが、アールをそろえるのは馴れが必要かも。
先ほど作ったステーを溶接して画像のようにフレームを作ります。 ステップ位置は、ほぼエンジン中心軸上の少し上あたりに持ってきました。 これならバンク角バッチリです。
次にリジッドフレームについてるベロ部分からの支持ステーを作り半自動溶接機で溶接します。 現場合わせで継ぎ足していくように作りました。 ホントは図面に起こしてから作った方が能率いいです。
フレームだけだと強度に不安が残るのでフレーム間にプレートを半自動溶接機で溶接します。 ドリルドされているこのプレートは、ヒートガードでおなじみのジャンクドクラッチプレート。 ジグソーで切り出します。
クラッチプレートを溶接してベルトサンダーで仕上げるとこんな感じに。 ピカピカしてて判り辛いですが、ハンドメイド色溢れるホットロッドなノリになってきました。
ステップ位置が決まったので今度はフットクラッチを作り直します。 最初、クラッチリリースロッドを鎖で作ろうと考えてましたが、ここでフリーダム堀さんが「これ使う?このバイクにならこっちでしょう!」と持ってきたのが、サビサビのチャリンコのチェーン。 オレのツボにドンピシャなナイスなアイデアありがとうございます。
んで、チャリンコのチェーンの先にクラッチリリースレバーに取り付ける金具を画像のように半自動溶接機で溶接します。
チェーンの長さでフットクラッチレバーの角度を合わせて完成! ピロボールの付いたロッドを溶接してクラッチリリースチェーンを張ってます。
ミッドコントロール部分拡大画像。 だいぶ手前にステップが来たのでロングはちょっとはラクになると思います。 アルミのゼロオリジナルステップがなんだか浮いてますね〜。 ワイルドなステップに換えようかな〜。
ミッドコントロール上からの画像。 以外にうまくいって大満足! ちなみにここまで終わらすのに3〜4日かかってます。 次はミッドコントロール化-フットブレーキ側かぁ、ん〜けっこう大変。
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高速カッター(切断機)
半自動溶接機
ケガキ針
ポンチ
卓上ボール盤
ジグソー
ベルトサンダー